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ネラン神父生誕100年お祝いのミサを開催

2020.9.1

2020年2月2日(日)、ネラン神父の生誕100年をお祝いする会が開かれました。

「生誕100年の記念ミサ」は、聖イグナチオ教会・マリア聖堂で、森 一弘司教とH・アンリ神父によって執り行われました。
中村友太郎氏の司会のもと、典礼聖歌46番で始まった式典は、第一朗読(マラキ書)を村松英子氏が、第二朗読(ヘブライ人への手紙)を支倉崇晴氏が朗読されました。

パウロ 森 一弘司教の説教(要約)
1920年生まれのネラン神父は、第一次世界大戦のすぐ後に生まれ、第二次世界大戦を経験されました。この時代のヨーロッパ・アジアは、世界全体が混乱し、多くの人の命が奪われていく、まさに破壊の歴史と言っても良いかもしれません。この破壊の歴史の中に、立ち向かい人たちがいた、それがネラン神父をはじめとする宣教師たちです。この方達は、創生に向かって、新しい命の希望を生むために行動された。ネラン神父は、まさにそういう人でした。キリストの存在を心にしっかりと受け止めながら、人間としての弱さを、宣教師の心で、一人一人の人間に寄り添い、一人一人を大事にしていくという、破壊という中にあって命の希望を与える、それが宣教師 ネラン神父の新しいチャレンジだったと思います。遠藤周作の「おバカさん」のように、バカになりながら、調子はずれの生き方をしながら、愛を与えながら人々に寄り添い続けること。今の教皇が言われた、「一人一人を大切に」っと言うことをネラン神父様は、愛を持って向き合い、まさに実践しておられたのです。

最後に、ネラン神父の思いを伝える、典礼聖歌 140番「全世界に行って、福音をのべ伝えよ」(全世界へ行って)を合唱して、お祝いのミサが終わりました。

ミサの出席者は、約50名でした。 

二部は、岐部ホールで、2題の講演会が開催されました。
講演会Ⅰでは、ネラン神父と同じサム会から派遣されたアンリ・ホイスゴムス神父が、「ネラン神父とサム会と宣教」と題して、ネラン神父がどのような経緯を経て、日本へ宣教にいらしたのか、また、ネラン神父の属していたサム会とは、どのような会だったのか。
今まで知らなかったネラン神父の日本へいらっしゃるまでの過程を1時間にわたりお話がありました。これまで知らなかったネラン神父の世界に、会場の皆様は引き付けられておりました。
詳細は、このホームページの「アンリ神父の講演」を、お読みください。

講演会Ⅱでは、菊池 功東京大司教が、「教皇訪日を受けて、これからの日本の教会」と題し、2019年11月に来日された、教皇の裏話やネラン神父の宣教にあたってのことなど、1時間にわたってお話がありました。
最初に、今回の教皇来日にあたってのロゴマークのお話があり、赤の○の中に、日本の形を表した緑の模様が入っているのは、日本の形と核兵器の廃絶、(使う事だけでなく、使用すること、作ることも倫理に反している)を表しており、教皇は、このことを是非、長崎で話したいと言われたので、このロゴマークになったそうです。
教皇の来日テーマ「すべての命を守るため」は、2018年12月に、教皇庁を尋ねた時、現在日本が直面している問題として話した内容が取り上げられた結果です。教皇は、日本が今抱えている問題として、若者たち、高齢者にあっては、孤独孤立の中にあって、命の危機に直面している人がたくさんいる、そのことを自分はとても心配している。誰からも声をかけてもらえずに亡くなっているひと、自死の人。この人達にこそ語り掛けたいと言われ、命の問題、命を守ることが、今回日本に来られるときの中心になりました。

講演会の終了後、親睦会が持たれました。
元カトリック医師会会長 石島武一先生の乾杯の元、1時間半の時間を和気あいあいと、大変有意義に過ごすことが出来ました。

記 久米晶子

無事に開催できましたこと、皆様のご協力に、感謝いたしております。
有志一同 寺田 浩祥, 石島武一, 内山英治,小柳義夫, 鎌倉勲勇, 久米晶子
末永恵子, 中村友太郎, 支倉崇晴, 見田栄征, 森田行雄, 横川和夫

生誕100年を記念して、ネラン著「何をおいても聖書を読みなさい」(南窓社刊)が、重版されました。

ネラン神父生誕100年祭のご案内

2020.1.15

クリスマスおめでとうございます
2020年はネラン神父の生誕100年に当ります。キリストを知らない多くの人たちに読んで欲しいと刊行したG・ネラン著「何をおいても聖書を読みなさい」(南窓社刊)が重版されました。これを期に下記のとおりイベントを行いたく、ご友人とお誘い合わせの上ご参加下さるようご案内を申し上げます。

日時 2020年2月2日(日)
生誕100年記念ミサ 午前11時〜
聖イグナチオ教会・マリア聖堂 司式 森 一弘 司教
講演会 午後1時〜
岐部ホール404号室
Ⅰ:「ネラン神父とサム会と宣教」
  アンリ・ホイスゴムス 神父
Ⅱ:「教皇訪日を受けて、これからの日本の教会」
  菊池 功 東京大司教
参加費 3000円(軽食込)※講演のみは2000円

お祝いの会:有志 寺田 浩祥
連絡先 050-1325-3848

石島武-、内田英治、小柳義夫、鎌倉勲勇、久米晶子、末永恵子、
中村友太郎、支倉崇晴、見田栄征、森田行雄、横川和夫

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